カール・バルト(その生涯と神学の総体像)を理解するためのサイト

『教会教義学 神の言葉T/2 第2章 神の啓示(上) 三位一体の神』

――この論述については、<再>推敲および<再>整理が完了済です――

◎カール・バルト『教会教義学 神の言葉T/2 第2章 神の啓示(上) 三位一体論』記事一覧

◎1.『教会教義学 神の言葉T/2 神の啓示<上> 三位一体の神』

1.『教会教義学 神の言葉T/2 神の啓示<上> 三位一体の神』(邦訳1-75頁)再推敲・再整理版です。カール・バルト『教会教義学 神の言葉T/2 神の啓示<上> 三位一体の神』吉永正義訳、新教出版社に基づく(なお、T/1「教義学の規準としての神の言葉」等については、その都度『教会教義学 神の言葉』...

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◎2.『教会教義学 神の言葉T/2 神の啓示<上> 三位一体の神』

2.『教会教義学 神の言葉T/2 神の啓示<上> 三位一体の神』(邦訳1−75頁)再推敲・再整理版です。 イエス・キリストにおける神の自己啓示は、「存在的にも認識的にも」、「その実在および真理を……自分自身の中に持っている」。したがって、われわれは、その「啓示自身が持っている啓示に固有な証明能力に信...

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◎3.『教会教義学 神の言葉T/2 神の啓示<上> 三位一体の神』

3.『教会教義学 神の言葉T/2 神の啓示<上> 三位一体の神』(邦訳76-100頁)再推敲・再整理版です。三位一体ノ〔痕〕跡 「三位一体ノ〔痕〕跡」について、バルトは、次のように述べている――「(中略)聖書の啓示概念は、その分析を最も単純な分析へと徹底させてゆけば、父と子と聖霊として三重の神が一人...

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◎4.『教会教義学 神の言葉T/2 神の啓示<上> 三位一体の神』

4.『教会教義学 神の言葉T/2 神の啓示<上> 三位一体の神』(邦訳101−166頁)再推敲・再整理版です。 バルトは、「九節 神の三位一体性」について、次のように定式化を行っている。(≪三位一体の唯一の啓示の類比としての神の言葉の実在の出来事である、それ自身が聖霊の業であり啓示の主観的可能性とし...

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◎5.『教会教義学 神の言葉T/2 神の啓示<上> 三位一体の神』「父なる神」

5.『教会教義学 神の言葉T/2 神の啓示<上> 三位一体の神』(邦訳167−194頁)再推敲・再整理版です。(1)創造主としての神 「創造」は、「父なる神に固有ナモノ」であり、そのような方として「父なる神」は「創造主」である。言い換えれば、それは、ご自身の中での神としての「父なる名の内三位一体的特...

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◎6−1.『教会教義学 神の言葉T/2 神の啓示<上> 三位一体の神』(その2−...

6−1.『教会教義学 神の言葉T/2 神の啓示<上> 三位一体の神』(邦訳195-223頁、その2-1)再推敲・再整理版です。(1)和解主としての神 バルトは、次のように定式化している。ご自身の中での神としての、聖性・秘義性・隠蔽性において存在する「失われない単一性」・神性・永遠性を本質とする「父な...

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◎6−1.『教会教義学 神の言葉T/2 神の啓示<上> 三位一体の神』(その2−...

6−1.『教会教義学 神の言葉T/2 神の啓示<上> 三位一体の神』(邦訳195-223頁、その2-2)再推敲・再整理版です。(1)和解主としての神 神性否定のキリスト論の「エビオン主義」は、その「あとにつづいて歴史的に再構成され」続けている。ここで、神性否定のキリスト論におけるイエスは、「個人主義...

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◎6−2.『教会教義学 神の言葉T/2 神の啓示(上) 三位一体の神』(その2−...

6−2.『教会教義学 神の言葉T/2 神の啓示(上) 三位一体の神』(邦訳224−288頁、その2−1)再推敲・再整理版です。二 永遠なる子 第三の形態の神の言葉に属する教会の三位一体の教義(三位一体論)は、第一の形態の神の言葉であるイエス・キリスト自身(「啓示ないし和解の実在」そのもの)を起源とす...

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◎6−2.『教会教義学 神の言葉T/2 神の啓示(上) 三位一体の神』(その2−...

6−2.『教会教義学 神の言葉T/2 神の啓示(上) 三位一体の神』(邦訳224−288頁、その2−2)再推敲・再整理版です。ニカイア・コンスタンティノポリス信条(6−2.その2−1からの続き)(エ)「われわれは光よりの光、まことの神よりのまことの神、造られずして生まれ〔たもの〕としてのイエス・キリ...

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◎6−3.『教会教義学 神の言葉T/2 神の啓示(上) 三位一体の神』(その2−...

6−3.『教会教義学 神の言葉T/2 神の啓示(上) 三位一体の神』(邦訳289-323頁、その2-1)再推敲・再整理版です。(3)子なる神 バルトは、人間の自由な自己意識・理性・思惟の類的機能における「思索の結論」としてではなく、「事実として承認しつつ」、「今三度、信じ、それ故に語った新約聖書の、...

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◎7−1.『教会教義学 神の言葉T/2 神の啓示(上) 三位一体の神』(その2−...

7−1.『教会教義学 神の言葉T/2 神の啓示(上) 三位一体の神』(邦訳289-323頁、その2-2)再推敲・再整理版です。 新約聖書における客観的なイエス・キリストにおける啓示の出来事の中でのその主観的側面としての聖霊の「三つの意味と働き」は、次の点にある。(ア)客観的なイエス・キリストにおける...

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◎7−1.『教会教義学 神の言葉T/2 神の啓示(上) 三位一体の神』(その2−...

7−1.『教会教義学 神の言葉T/2 神の啓示<上> 三位一体の神』(邦訳324-366頁、その2-1)再推敲・再整理版です。聖霊なる神、救済主なる神、永遠なる霊  三位一体の根本命題に即して理解すれば、聖霊なる神は、「三度目」に、ご自身の中での神としての「失われない単一性」・神性・永遠性を本質とす...

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◎7−1.『教会教義学 神の言葉T/2 神の啓示(上) 三位一体の神』(その2−...

7−1.『教会教義学 神の言葉T/2 神の啓示<上> 三位一体の神』「聖霊なる神」(邦訳324-366頁、その2-2)再推敲・再整理版です。聖霊なる神、救済主なる神、永遠なる霊(イ)「われわれは、生命の与え主なる聖霊を信ずの命題」も、(ア)と同じように、聖霊の「神性の定義」である。この命題は、「第二...

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