K・バルト『戦後神学論集』(井上良雄編訳、新教出版社)記事一覧
論述1:「キリストとわれらキリスト者」――キリスト者・教会・キリスト教の基礎(そ...
バルトは、「新しいキリスト者の群れ」・「新しい教会」の課題とその基礎について、次のように述べています。1)マルクスは、「問題を明確に提起すること」は、「その問題の解決である」、と述べました(『ユダヤ人問題によせて』)。また、「人間が立ち向かうのはいつも自分が解決できる課題だけである。というのは(中...
論述2:「キリストとわれらキリスト者」――キリスト者・教会・キリスト教の基礎(そ...
5)イエス・キリストは、「われわれ」の「キリスト者という名」と「キリスト者としての存在の根拠であると共に目標」である。すなわち、キリスト者である、ということは、「自己目的ではない」し、「道の終わり」でもなく、「われわれの生活を通して示されるべき使いの役目(≪イエス・キリストの名前に仕える役目・自分自...