カールバルト教会教義学 神の言葉Ⅱ/1 神の啓示> 言葉の受肉〔「新約聖書の中で聞くことのできる最後の言葉イエスキリストの>」〕』について

――カール・バルト『教会教義学 神の言葉Ⅱ/1 神の啓示<中> 言葉の受肉』吉永正義訳、新教出版社に基づく――

 

 この新しいホームページは、「カールバルト――その生涯と神学をトータルに把握するための研究>」(その4『教会教義学 神の言葉Ⅱ/1 神の啓示<中> 言葉の受肉』についての論稿であるなお、『教会教義学 神の言葉1』「序」および「第1章 教義学の基準としての神の言葉」については、その都度『教会教義学 神の言葉』として論じている。

 カール・バルトは、『バルト自伝』で、徹頭徹尾「教義学的な合理主義を否定し」、イエス・キリストにおける「啓示自身が持っている啓示に固有な自己証明能力に信頼し」、その<総体的構造>に信頼し、キリストにあっての神としての神の特別啓示、啓示の真理、「恵ミノ類比」(啓示の類比、信仰の類比、関係の類比)、啓示神学、「『<非>自然』な神学」の立場に立脚するという、『ルートヴィッヒ・フォイエルバッハ』における研究成果、『知解を求める信仰 アンセルムスの神の存在の証明』における研究成果、『福音と律法』における研究成果等を累積させての「イエス・キリストにおける私の恩寵の神学として組織だてるという私の仕事に生じた変化の意義を見かつ理解するためには、一九三二年と三八年に現われた私の『教会教義学』の最初の二冊を〔すなわち、邦訳の『神の言葉』Ⅰ/1、Ⅰ/2II1II2II3II4を〕、ある程度研究する必要がある」と述べていることからして、先ず以て以前公開した『教会教義学 神の言葉Ⅰ/2 第2章 神の啓示<上> 三位一体の神』の論稿の再推敲および再整理を行うことにする。そして、順次、『教会教義学 II1 第2章 神の啓示<中>言葉の受肉』、『教会教義学 II2 第2章 神の啓示<下>聖霊の注ぎ』、『教会教義学 II3 第3章 聖書』、『教会教義学 II4 第4章 教会の宣教』の論稿の再推敲および再整理を行って行くことにする

 

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